今どき大手メーカってどうなのよ?!

大手メーカに勤めるサラリーマン。メーカーの内情や日々の雑記をお伝えするブログです。

【就活生必見!】大手メーカーの仕事ってどんな仕事ですか?

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コロ助です。

就活生向けに、大手メーカーについて、いろいろ内情をお伝えしたいと思います。

 

 

大手メーカーの仕事ってどんな仕事ですか?

ズバリお答えしましょう。

 

大手メーカの仕事内容は、部門によってさまざまです笑。

 

答えになっていないので、詳しく説明しましょう。

メーカーで働く多くの人は、いわゆる「理系」で「技術系」という枠で採用されています。配属される部門は、メーカーの業種によると思いますが、おおよそ「開発」、「研究」、「生産(工場)」、「品質保証」の4部門はどのメーカーも保有しているでしょう。

 

もちろん「文系」出身の「事務系」の人もいます。私もそうです。この人たちは、大きく分けて「管理系」と「事業系」に分かれます。会社によって呼び方は変わると思います。「管理系」とは、分かりやすいところでいうと、「人事」、「総務」、「経理」、「法務」、「広報」などです。会社全体に関わる「社内向け」の仕事が多いです。一方で、「事業系」とは、そのメーカーの商品やサービスごとの「事業」に関わる仕事が多いです。例えば、商品企画、事業企画、戦略企画、営業、営業サポート、販売計画、予算管理、製販管理、などです。名称と実際の役割は異なることがあるので、企業説明会や面接などで聞いてみるのも良いでしょう。「営業サポート」といっても、企業によって仕事内容は異なりますので、注意しましょう。

 

私は、「文系」出身の「事務系」採用ですが、私の観点でメーカーの仕事を「超・ざっくり」ですが、説明してみたいと思います。全体像はつかめるはず笑。

 

「事務系」採用者が行う仕事

管理系業務

人事・総務

従業員や会社の設備に関すること全般を担当する部門です。

採用活動も人事部門の重要な仕事の1つですね。人材の配置、人材確保の中期的な戦略を考えたり、従業員の教育システムを企画したり、、カッコよさそうな仕事もあれば、交通費の申請の運用ルールを考えたり、従業員からの問い合わせ担当(クレーム対応)をしたり、正直「雑多な」仕事が多いのも、人事・総務部門。会社によって変わると思いますが、出世ルートであることが多いです。特に、人事部門。

 

経理

会社のお金に関すること全般を担当する部門です。

毎月、毎四半期、毎年の売上、利益、経費を計算し、まとめ上げるのが経理部門です。毎日、数字と格闘!Excelと格闘!!です。メーカーの経理の特徴として、工場勤務がある点でしょうか。工場で働くなんて嫌だ!という気持ちがある人もいるかもしれませんが笑、工場勤務の経理のプロとしては、「原価計算」は必須と思われます。学生時代に会計、簿記の勉強をしていた人などは、すんなりと仕事できるかもしれませね。

また、社長まで上り詰めることも可能な部門でしょう。会社の目的は、儲けることです。お金(数字)の計算に強い人を会社のトップに置こうとするのは、割とよくある考えだと思います。

 

法務

会社の法律に関すること全般を担当する部門です。

訴訟や契約、M&Aなどの際に、「法律」の観点で会社をサポートするプロ集団です。私みたいな「法律チンプンカンプン」の人たちに対して、法律、契約の観点で、抜けモレがないか目を光らせます。メーカーの法務の特徴としては、やはり特許関係が挙げられます。多い会社だと、年間数千件もの特許を取得します。知財(知的財産)を法の観点でしっかり管理、運営するのも会社にとって非常に重要です。

 

広報

会社にことを外部に伝える仕事です。

会社のHP作成、CM、イベント、マスコミ対応などがイメージしやすいでしょうか。会社や商品を世の中の人に知ってもらう、さらに良いイメージを持ってもらうために何が必要かを考える仕事です。

また、大手企業だと、従業員も数千から数万いるので、従業員向けの広報活動もあったりします。社内報と呼ばれる月刊誌を作成したり、社内向けのイベントを企画したりしています。

 

事業系業務

営業

会社の商品やサービスを、お客様に販売する仕事です。お金と利益を生み出す重要な仕事です。会社がお金を生む瞬間は、営業が顧客にモノを販売した時だけです。事務系職務の中では、花形部門とされるところが多いのではないでしょうか。

ただし、仕事内容がお客様相手ということもあり、仕事内容はなかなか大変なことが多いです。毎月、予算(ノルマ)が設定されて、達成に向けて上司からのプレッシャーも相当あったりします。売れている営業はやりがいがあって、給料も上がって、幸せかもしれませんが、売れないデキの悪い営業にとっては、地獄でしょう。個人的には向き不向きがある職務だと思います。向いていない、と会社から判断されると、営業以外の部門に飛ばされることが多いです。私は向いていないと判断され、今は営業ではないです笑。

 

企画

メーカーのもう1つの花形部門。商品企画、事業企画などという名称が多いですね。扱っている商品やサービスの企画をします。顧客や市場の情報を集めて、いろいろ分析して、セグメント分けして、ターゲットを決めて、コンセプトを考えて、、、という夢のような商品企画業務を想像されるかもしれませんが、現実はそんな感じではないと思います笑。想像ですが、50%もないじゃないですかね、ちゃんと企画できている会社は。開発と営業との間に立って、いろいろ調整業務に奔走することも多いです。

 

販売計画

主に販売予算を計画したり、その計画の進捗を管理したりします。

この商品を今年1年間で1万個売ろうとか、10億円売ろうとか、計画を立てて、実際に営業が販売した数字を管理して、計画と実績を比較管理していきます。もし、計画通りに進んでいなかったら、販売価格を下げたり、いろんなプロモーションを考えたり、施策を考えます。営業や広報と連携することもあります。

 

製販管理

製造と販売の管理をします。ちょっと想像しにくいと思いますので、詳しく。

例えば、営業部門から「商品Aが今月すごく売れているから、今月は先月よりも1万個多く欲しい!」、と言われたとします。そうすると、生産部門である工場に「今月はいつもより1万個多く生産してください!」と伝える必要があります。この「営業」と「工場」の間に立って、管理するのが製販管理の仕事です。商品によりますが、急に1万個も増産するなんて、そうそう簡単にはできません。なので、普通は一定量の在庫を持っていることがほとんどだと思いますが、その在庫分でもまかないきれないことも出てきます。そういったときに、いかに損失を出さずに、営業の声に正確かつ迅速に対応できるかが製販管理の腕の見せ所です。一見地味ですが、非常に玄人っぽい仕事です。

 

生産管理

工場での生産業務を管理します。

製販部門から、「1万個作ってほしい」と言われたときに、工場部門の管理者として「1万個作れるかどうか」の判断や、もし作れない場合の対応などを考える部門です。実際にモノを作っている生産ラインに指示を出したりする必要があります。一般的な話ですが、工場の人は体育会系の人が多いので、体育会系のノリが必要な時が多いかもしれません。

 

おわりに

いかがだったでしょうか?

今回はまずは事務系職種の紹介をしてみました。全体像がわかってくれて、メーカーに興味を持ってもらえると嬉しいな~。

次回は、技術系職種の紹介をします~!